遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

最初に読んだミステリの話。

最初に読んだミステリはたしかエドガー・アラン・ポオでして、僕はなかなか正統派のミステリ読者みたいです。
小学校の図書室にあった推理小説のシリーズ本で、装丁と挿絵もよく憶えています。気になっていたんですがなんとなく調べることもなく時間が経ってしまいました。
シリーズ名とタイトルは憶えてなかったですし、ポオの刊本はとても多いので。でもやっぱり気になって、記憶を頼りにいろいろググると出てきました……。
あかね書房の「少年少女世界推理文学全集」というのだそうで、なんのことはない、小学校にはよく常備されていたもののようです。

http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/column-akane.html

あーいろいろ思い出してきた……。
こちらのラインナップのうち、
1『モルグ街の怪事件』、2『シャーロック・ホームズの冒険』、4『アルセーヌ・ルパンの冒険』、5『ふしぎな足音』、6『魔女のかくれ家/二つの腕輪』、12『マギル卿さいごの旅/チェーン・ミステリー』、17『名探偵シャーロック・ホームズ
は確実に読んでいます。クリスティーとかクイーンあたりはどうも記憶にないです。ホームズよりモルグ街や黒猫のほうが好きでした。小学生の頃から怪奇・幻想趣味だったんですね。カーの「魔女のかくれ家」はやたら面白かったので、後年完訳の文庫本を探して購入したんですけど、どうも記憶と違って面白くなかったりしたなあ、うん。
子供向け、学校図書館向けのシリーズ叢書なんだけど、装丁がこどもこどもしてないのが大変いいです。こどもこどもした絵やデザインが大嫌いな子供だったもので……。
この雰囲気が講談社ミステリーランドあたりに受け継がれてるのかな、と思ったりします。