遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

記事やデザインを整理しています。

ちょっと前から、このはてなブログ「遠近法ノート」の整理をしています。
今でも読む価値がありそうな記事を選んでタグを付け直し、「オススメ記事」としてみたり。
FONTPLUSのWebフォントはいずれ失効するので、Googleフォントに変えてみたり。デザインも調整してみたり。
はてなダイアリーからはてなブログに移行したときに(3年以上前のことだぞ?)、記事とコメントがズレているところがあるんですけど、それらを統合してみたり。なかなかすべてには手が回らないですけども。

最近手がけた本。

 

 

上製本の背の作りについて

上製本の背の作りの分類

上製本、というのはいわゆるハードカバーの本のことですが、現代の製本では、その背の作りは以下の図のように分類できます。

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上製本の背の作り

まず、上製本には丸背と角背があります。
丸背の上製本は、背と本文とが直接は接着されておらず、ページを開くと、背に隙間が空くんですね。この仕様はホローバックと呼ばれています。本文と表紙は見返しでつながっています。ホローバックはページが開きやすいのが特徴です。

角背の上製本には2種類あり、一方は丸背上製本と同じようなホローバック、もう一方は背と本文が完全に接着されているもの。これはタイトバックと呼ばれています。角背のタイトバックは少々開きが悪いんですが(構造から言って並製本と同程度かな。読み物であれば特に問題ありません)、頑丈であるという長所があります。
上製本には、「丸背」、「角背・ホローバック」、「角背・タイトバック」、この3種類があるわけです。おそらく大部分は丸背だと思いますが、手近な本棚で2~30冊も確認すれば、この3種類が見つかると思います。逆に、その十倍を当たったとしても、この3種類以外はそうそう見つからないのではないでしょうか。あったとしたら特殊装丁の類いかな……。

丸背でタイトバックというのはありません。丸背上製本で、一見、背がくっついているように見えるものはよくあるんですけど、よーく本を開けば(大丈夫、現代の上製本はそう簡単に壊れないのです)、背と本文が接着されていないことが分かります。背に現れる隙間は本によってかなり違いがあって、大きなトンネルが空くものもあれば、ささやかな隙間しか空かないものある。製本所の個性や背固めに使う資材に由来することと思います。ともあれ、丸背はすべてホローバックです。

上製本は、丸背(ホローバック)、角背・ホローバック、角背・タイトバックの3種類。
以上のところを「うん、事実確かにその通りだね」と納得していただければ、以下は読む必要ありません。

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最近手がけた本

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イメージ通りの金色を出すのが難しかった……。

 

 

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