遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

やはりというか何というか、『DTP WORLD 03年12月号』(http://www.wgn.co.jp/)の記事で『ファウスト』(http://shop.kodansha.jp/bc/magazines/faust/)が取り上げられました。カラー2ページで『ファウスト』におけるDTPの試みが紹介されています。さすが『DTP WORLD』誌。こうでなっくっちゃでしょ。
もっとも、僕的には、それほど目新しい情報はなかったんですけど。すでに『ファウスト』を手にした人にとっては何て事はない記事ではあります。
ところで、意外に思われるかもしれませんが、DTP・印刷業界の人々って、こういった新しい動きにまったく疎いところがあるんですよね。人によりけりではありますが、知らない人は本当に何も知らないという状況がある。ていうか『DTP WORLD』知らない人もいるくらいだからなー。
僕が言うのもなんですが、太田克史編集長は、そこいらのデザイナーや印刷業者よりもDTPの本質を理解してますね。まじめな話、この日本で、純粋な意味でのデスクトップパブリッシングというものを実践できているのは、京極夏彦と彼ぐらいなのかもしれない。もちろん、講談社だから出来たというところもあるだろうけれども、それだけであるはずがない。正直、尊敬してます。