遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

最近のお仕事。

『日本語入力を支える技術』はそろそろ店頭に並び始めたよう。『Jenkins実践入門』は紹介が遅れましたが去年の発売でした。
おなじみな人にはおなじみの、WEB+DB PRESS plusシリーズです。
カバーデザインと本文のフォーマットデザインを担当させていただいています。
シリーズものということで、レイアウトはあまり変化ないのですが、毎回、帯のところには何かしらのビジュアル要素を入れることにしています。
これはまあ「何か入ってるな」という程度の目立たない飾りなんですけど、何もないと他の本と見分けがつきにくくなるわけで。本の内容と結びついて記憶に残るようなイメージがいいなぁと、それなりに考えているんです、はい。

日本語入力を支える技術 ?変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

日本語入力を支える技術 ?変わり続けるコンピュータと言葉の世界 (WEB+DB PRESS plus)

で、こちらは楓の絵図。
言葉とか、分岐するイメージで葉っぱがいいかなと思い、調べるうちに、イロハモミジというのがありました。分かれた葉をイロハニホ……と数えるのだそうで。
楓(紅葉)は和歌にもよく詠まれてますし、日本語を想起するものとしてふさわしい感じがしてきて、これを採った次第。
Jenkins実践入門 ?ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)

Jenkins実践入門 ?ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)

歯車の図が入っています。ただし、歯車そのままではありがち過ぎますので、飾り罫線を円にして入れました。Jenkinsの公式キャラ(?)は執事ということで、某ミステリなどを思い浮かべたりなんかしながら、配色もどことなく英国を感じさせるふうに作っています。