そういえば、近いうちにMacOS X 10.6(Snow Leopard)が出るわけです。
Adobeのほうは、現行のCS4をMacOS X 10.6(とWindows7)に対応させると明言していますが、同時に、CS3はサポートしないと言っています*1。
Mac本体というものは、新OSが出ると、新機種には古いバージョンのOSはインストールできない仕組みになっているので*2、ここへきて、CS3が確実に動作する現行のIntelMac(OS10.5)を確保しておこうみたいな話になるわけです。今CS4使ってるところなんてほとんどありませんから。
DTP業界は過去に何度となくこうやってAppleに振り回されてきたわけですが……。
ついでに少し未来のことも考えてみます。
MacOS X 10.6はPowerPCのサポートを切っています。MacOS X 10.6が出た後、まあ1年かそこらでAdobeCS5が出ると思いますが、当然、CS5がPowerPCで動作するはずはありません。PowerPC終了。G5終了となります。
数年前にAppleがG5を発表したときの浮かれたコピーを思い出すとむかつきます。「Windowsなんか問題にならないくらい速いよ!」みたいな大嘘をさんざん言ってましたからね。
日本のDTP業界がMacを選択したのは歴史的必然ではあったのでしょうが、しかし、その選択は大きな間違いであったと思わざるを得ないのです。いろんな意味でね。