『アイデア334』(asin:B0020K1OFS)で特集されたよつばスタジオのデザイン。統一感があっていいですよね。
特集記事では使用フォントについてとくに触れられていなかったので、僕がちょっと解説してみましょう。
まず、『よつばと!』のタイトルロゴについては、ゆず屋さんとこあたりを参照していただくとして……。
巻数表記
Neuzeit Grotesk(http://new.myfonts.com/fonts/urw/neuzeit-grotesk/)またはGeometric 706 Black(http://new.myfonts.com/fonts/bitstream/geometric-706/)。
巻数表記以外では使われていません。
帯
1〜4巻はヒラギノ明朝(http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/sample/hirm3.html)、5巻はリュウミン(http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily001.html)、6巻〜は筑紫明朝(http://www.fontworks.co.jp/typography/family/tsukushimin)です。微妙に変わっていますね。これはたぶん、意図的に変えているというよりは、書体環境の変化を反映したものかと思われます。
和文丸ゴシック体
丸ゴシック体は、ほぼ一貫してタイプバンク丸ゴシック(http://www.typebank.co.jp/fonts/r-gothic/tbrg.html)のウエイトH。これは結構レアなフォントですね。ほかではあまり見かけません。とても形の整った丸ゴシック体です。
ここぞというところでは築地丸ゴシックH(味岡かな)(http://www.typebank.co.jp/fonts/ajioka/r-gothic/turg.html)も使われます。
ちなみに、新装版の『あずまんが大王』はモリサワの丸アンチック(http://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily079_2.html)みたいですね。一見よく似てますけども。
欧文・数字
VAG Rounded(http://new.myfonts.com/search/VAG+Rounded/fonts/)。これは複数のメーカーから出ています。BoldとBlackのウエイトの違いが微妙すぎてどっちだかわからんですよ……。
Geometric 706 BlackとVAG Roundedは『TrueTypeフォントパーフェクトコレクション』(asin:4844325140)にも収録されてますので、わりと簡単に入手できます。
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2009/04/10
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