遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

カラーパレット作りました。

Illustrator用のお手頃なカラーパレットを作りました。
永田泰弘・監修『JIS規格「物体色の色名」日本の269色』小学館文庫/2002年刊(以下、『日本の269色』)をもとに、記載されているCMYK*1と色名をIllustratorに入力してスウォッチパレット化しました。

ダウンロードはこちらから↓
http://n-yuji.hatenablog.jp/entry/download
保存形式は、IllustratorCS(11.0.1)*2の.ai、zip圧縮ファイルです。

使い方1

「JIS日本の色.ai」をIllustratorフォルダの→プリセット→スウォッチにコピー。
ウインドウ→スウォッチライブラリ→JIS日本の色を選択。

使い方2

Adobe CS3では各ソフト間でスウォッチの共有が可能になっています。
まず、Illustrator CS3で「JIS日本の色.ai」を普通に開く→スウォッチパレットから→スウォッチライブラリを交換用として保存→「JIS日本の色.ase」というファイル名で保存されます。
Illustrator CS3では、ウインドウ→スウォッチライブラリ→ユーザ定義に「JIS日本の色」が出てきます。
この「JIS日本の色」を呼び出し、「固定」を選んでおけば、他のパレット同様に常に表示されるようになりますので、常用するならこのやりかたが便利です。
InDesign CS3とPhotoshop CS3では、スウォッチパレットから→読み込み→「JIS日本の色.ase」を選ぶと、スウォッチパレットにJIS日本の色が追加されます。

注意点など

JIS規格の物体色の色名(JIS Z 8102:2001*3)では、CMYK値やRGB値を規定しているわけではありません。
こちらで配布しているカラースウォッチCMYK値は、『日本の269色』に付記されているものと同じです。これは同書において「慣用色名で表される色が、4色印刷で表現できる範囲内で、眼で見て大よそどんな色か知ってもらうためのもの」とされており、これがJISの標準の色というわけではありませんので、お間違えなきようお願いします。詳しくは同書を参照してください。
また、「JIS日本の色.ai」に収録しているのは、金・銀・白などを省き、263色としています。
ファイルの公開については、小学館及び『日本の269色』監修者である永田氏に了承をいただきました*4。この場を借りてお礼申し上げます。
配布ファイルについてのお問い合わせはn-yujiまで。

日本の269色―JIS規格「物体色の色名」 (小学館文庫)

日本の269色―JIS規格「物体色の色名」 (小学館文庫)

↑とりあえず持っておいて損はないです。

*1:印刷用途です。Web向けではありません。

*2:以降のバージョンであれば特に問題なく使えます。

*3:規格書そのものは、http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=82918で見ることができます。

*4:そんなわけですので、転載・再配布等はご遠慮ください。