遠近法ノート(移転してきた)

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

欧文オープンタイプフォントを買ってみる。

はてブではフリーフォントをちょこっと紹介するだけでアクセスが集められるみたいですけど、ぶっちゃけ、仕事でデザインをするなら、一生懸命良さげなフリーフォントを探すより、製品を買っちゃったほうが間違いないです。
とは言え、実はちゃんとした欧文フォントって結構高額なんですよね。単品で購入すると、商用の和文OTFが1書体あたり8千〜2万円くらい。それに対して欧文は1書体3千〜8千円*1あたりが相場です。
誰ですか和文フォントが高いとか言ってるのは。収録文字数・市場範囲に比したら安すぎるくらいじゃないですか。


ま、和文フォントの話はおいといて欧文フォントですけど、DTPの現場で主に使用されているのは、イラストレータ5.5や8に付属していたPSフォント*2と、PS3プリンタに付属の136書体*3、最近ではAdobe CS付属のOTF*4といったところ。
つまり、すべて「何かに付属の」フォントなんですが*5、それで結構間に合ってしまうので、欧文フォント自体を購入したことがある人はあまりいないんじゃないでしょうか。
さてしかし、新参者はイラストレータ5.5や8なんか持ってませんから、それに付属のフォントも持っていません。PS3プリンタ(高い)を買わなければ、それに付属のフォントも持っていないわけです。残るのはAdobe CS付属のOTFですね。
イラレ付属だったHelveticaとか、80〜90年代初期に作られたあまり精度の良くないフォントをいまだに使い続けるのもどうかと思いますし、Windowsとの互換も考えると、欧文フォントもOTFで揃えたいなーと考えてしまいますね。


そんなわけで、前置きが長くなりましたが、お手頃な欧文フォントのセットを紹介しましょう。

TrueTypeフォント パーフェクトコレクション

まずたどり着くのはこれでしょうね。って、いきなりOTFじゃないですが。安価な割にしっかりしたもので、とりあえず持っておいて損はないでしょう。タイトルはTrueTypeですがPSも入ってます。Win用TT/PS、Mac用TT/PSと、四種類の形式が収録されてますが、Macの人も含め、Win用TTを使っておけば何かと都合がいいです。
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KEY FONTS OpenType

これは全力スルーで。

Adobe Type Basics OpenType Edition

アドビストアから購入できます。65フォント収録。Adobe CS付属とかぶってるのが多いですが*6、それを引いてもかなりお得なセットです。
普通の欧文フォントかと思いきや、記号や飾り罫が入っているものがあったりして楽しいですよ。

僕はついでにHelveticaファミリーも買ってみました。Type1のHelveticaと並べてみると、字間の調整がされているのがわかります。
http://store1.adobe.com/type/browser/P/P_1902.html

Bitstream The Cambridge Collection

人柱気分で買ってみました。200フォント収録。いちおうOTFでしたが、TTベースで拡張子も.ttf。収録字数もPS/TT版と同様らしく、単にOTFに変換しただけっぽいです。アップルマークが入ってたりしてずっこけます。ファミリーがうまくまとまってくれなかったり、同名のPSフォントと共存できなかったりと、あまりおすすめはできない感じ。Swiss*7が含まれてないのもちょっと残念。.Tooで取り扱ってます。これもライセンスは5ユーザ。
http://www.myfonts.com/products/bitstream/cambridge/
http://www.font-too.com/PRODUCTS/FOREIGN/macwin.html

*1:ライセンスは5ユーザだけど。

*2:http://homepage2.nifty.com/upright/fuzokufont.html

*3:PDF→http://www.adobe.com/products/postscript/pdfs/ps3fonts.pdf

*4:http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?4943+001

*5:これらのフォントが、あたかもフリーフォントのように流通してしまっているのも問題ではある。

*6:Myriadには2書体だけかぶってないのが含まれてるので注意ね。

*7:Bitstream版のHelveticaです。