遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

アドビのセミナーに行ってきた。

昨日行ってきたですよアドビのセミナー。いや、まあこれも仕事ですからね。
Adobe Creative Suite ソリューションセミナー
〜プロの現場に聞く、先進ユーザー事例紹介〜」
http://www.event-web.net/adobe/cs/
駅から出ると、晴れた空が気持ちいい。表参道を歩く事なんてついぞないので、ちょっとおしゃれーな気分です。
会場は、高級ホテルのイベント用ホールです。早めに着いたのですが、もう受付に列ができていました。400人は結構な人数です。
今回のセミナーは主にユーザー事例の紹介。
どういう考えでAdobeCSを導入したか、導入したことで制作体制がどう変わったか、どんなメリットがあったか、といったことです。聞き役のAdobeの方がいて、大きなスクリーンに、制作物や操作画面を映しつつ、ゲストに語ってもらうというスタイルでした。
で、その最後に登場したのが『ファウスト』の太田編集長なんですが、いつもの(?)テンションはなく、普通にしっかりと、司会の方の質問に答えていました。
たとえば、作家ごとに書体を変えた点について、「一枚のアルバムを作るのに一つの楽器だけで通すなんてことはない。曲が変われば違う楽器を使う。ジャンルが違う作品もすべて同じ書体というのは不自然。もちろん、あえて一つの書体だけを使うという選択肢もあり、それは書体を知っているからこそできること」というふうに説明していました*1
社内的にあるいは対外的に何度も繰り返した説明なのでしょう。非常に筋道が通っています。
会場には『ファウスト』読者なぞ、まずいないわけで、そういう場でもきちんと説明できるところはさすがだと思いました。
……と、そこまでは、良かったのです。


例のオリジナルフォントに触れたところで、スクリーンに『コールド・スナップ』の版面(PDF)が映されます。操作してるのはAdobeの人。
書体のディティールを見るため、ささっと拡大。
瞬間、僕は何か嫌な予感を感じます。そして、
会場のスクリーンに大写しになる○○!(Vol.2 224ページ参照)
━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━ !!!!!
世界が止まったよ!
たまたま拡大されたのがそこだなんて! そのページだなんて! あんまりです! あんまりです!
一瞬遅れて、会場から笑い(失笑?)が漏れました。悪夢ですよ……。


やべ、こんなネタ書くつもりじゃなかったのに…_| ̄|○
ごめんなさいごめんなさい。もう逝ってきます……。

*1:だいたいこんなニュアンスのことを言ったという意味です。