遠近法ノート

本好きのデザイナー、西岡裕二の日記帳なのです。デザインと読書について書くはず。

アニメのOPは縦組みが流行なのか。

あの、あまりに有名になってしまったアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のオープニングなのですが、最初に観たときに僕が思ったのは、
「あ、縦組みだ」
というところでした(はいここ笑うとこですよ)。

タイトルロゴとスタッフのクレジットともに縦組みになっています。こうやって普通に縦組みを使ってる映像作品って、これまであんまりなかったような気がするんですね。
自分はそれほど本数を観ているわけではありませんので、前例があるかどうか分からないのですが(ないってことはないと思いますけど)、「涼宮ハルヒの憂鬱」以降、「らき☆すた」「かんなぎ」「とある科学の超電磁砲」「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト*1と、OPが縦組みの作品が徐々に多くなってる気がします。
これはおそらく、ハイビジョン化で縦横比率がワイドになったことが影響しているのではないでしょうか。
4:3と16:9では絵の構図自体がだいぶ違ってきています。それで、ワイドの映像には縦組みの文字のほうがレイアウト的に収まりがよくなってきたのではないかと。
EDのほうは話ごとにキャストの入れ替えがあったりするので、縦組みにしづらいのかな。

ちなみに、「超電磁砲」のOPは、あれですね、縦組みに対応してないシステムでむりくり縦組みに作ってますね。音引きは横組み用のソレを回転させ、小書きの仮名は位置をずらしてます。ちょっと泣ける……。

*1:並べてみると、山本寛氏の演出スタイルによるところが大きいのかもという気もしてきました……。「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」は「かんなぎ」担当したスタジオだしなー。