近頃、合字について書くのが流行っているらしい(違っ!)ので、遅ればせながら僕もネタをひとつ。
コンピュータ関連本でソースコードを組むことがあるんですが、そこで気付いたんです。
欧文の等幅フォントにも合字が存在することに。
右の画像は、InDesignでBitstream Vera Sans Mono(TTF)を使い、「file」と打ってみたもの。fとiが等幅で1文字分になっちゃっています。とても迷惑です。
書体にもよるかと思うんですが、TTFの等幅欧文フォントは標準で(「欧文合字」のチェックが入っているので)fiが合字になります。
OTFの「Courier std」「Letter Gothic std」などは「欧文合字」にチェックが入っていても合字にならないようですが*1、OTF機能の「任意の合字」にチェックを入れると合字になります。
そもそもなにゆえ「等幅」フォントに合字が存在しているんでしょうか? ネイティブ日本人である僕には少々理解しがたいところではありますが、わざわざ字形を用意してある以上、あちらさんにもなんらかの論理があるんでしょう、きっと……。
*1:CS3で確認。もしかしたらバージョンによる違いがあるかもしれません。追記:合成フォントだとOTFでも合字になっちゃいます。